Family Game Park

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封印された魂を解き放て。「ソウルブレイダー」

今回紹介するゲームは、クインテットが開発し、1992年にエニックスから発売されたスーパーファミコン用ソフト「ソウルブレイダー」。

封印された魂を解放し、町を復興するアクションRPG

本作のジャンルはアクションRPGとなっており、プレイヤーは神の使いとなって、魔物たちによって封じ込めらえてしまった生き物の魂を開放しつつ、魔王デストール討伐を目指す事となる。

このように書くと王道なファンタジーのアクションRPGかのように思えるが、内容は他のアクションRPGと比較すると一線を画すものとなっている。

どう違うかと言うと、本作では、ゲームを開始した段階では町もなければ人もいない。このゲームの世界は6つの地域に分かれているのだが、新たな地に降り立ったプレイヤーが先ずすべき事は、アクションステージへと出向いて、魔物の巣を破壊し、封印されている住人たちの魂を開放してあげる必要があるのだ。そうして魂が解放されていくと町も復興していき、物語が進んでいくという独特な作りになっている。

やりこみ要素も豊富

この魂の解放による世界の復興こそが本作最大の特徴であり、面白い部分だ。町の復興が進むと物語が進むだけでなく、新たなダンジョンの入り口が開かれたり、ゲームを有利に進めるためのアイテムを手に入れられる特別なイベントがアンロックされたりもする。本作では全てのアイテムやイベントをコンプリートする事がクリアに必須となるわけではないため、言い換えるならば優れたアイテムや貴重なイベントなどを見逃してしまう事もある。魂が解放された住人たちは、ちょくちょく言う事が変わったりするので、すべてのアイテムやイベントを逃したくないという人は、こまめに住人たちと会話してみるといいだろう。

また、本作にはイベント上で入手できるアイテムだけでなく、ダンジョンや街中にも隠しアイテムなどが、かなりある。そういった意味でも、やりこみ要素が豊富で、とても探索しがいのあるゲームとなっている。

あらゆるものと会話し、ドラマが起こる隠れた名作

本作はアクションゲームのスキルがさほど高くなくても問題なくプレイできる上、パズルも難しい方ではなく、女性や子供でも気軽にプレイできる難易度となっている。その上、神の使いゆえに人間だけでなく動物や家具などとも会話でき、それら現実では話すことが出来ない愛らしい住人たちと会話していると、良い意味で何とも言い表しがたい心に染み渡る特別な感情を味わえる素晴らしい作品になっている。

また本作は、神の使いと人間とのドラマも描いているため、物語が後半になるにしたがって、かなりグッとくる展開も待っていたりもする。残念ながら本作は、2017年6月現在ではバーチャルコンソールでリリースされていないため、実機やスーパーファミコンソフトが遊べる他メーカー製の機器でプレイする必要があるが、本作は世界的にも隠れた名作と言われているので、未プレイの方はぜひ遊んでみて欲しい。きっと人生において忘れがたい思い出の作品となることだろう。