Family Game Park

レトロから最新まで、子供や親子が安心して楽しめるゲームをご紹介。

オモチャとオモチャのガチバトル「突撃! てけてけ!! トイ・レンジャー」

今回紹介するゲームは、2000年にセガから発売された、ドリームキャスト用ソフト「突撃! てけてけ!! トイ・レンジャー」だ。

オモチャが主役の3Dアクションシューティング

本作のジャンルは3Dアクションシューティング。プレイヤーは、オモチャの車や飛行機などを操作して様々なミッションをこなし、反乱を起こして家の中を占拠した悪いオモチャたちをやっつける事となる。

本作の舞台は、とある一軒家の中となっており、キッチンや屋根裏、ガレージなど全8エリア構成。それらのエリアごとに何種類ものミッションとボス戦がプレイヤーを待っている。

ミッションの種類が豊富

プレイヤーがこなす事になるミッションの内容はとても変化に富んでおり、ヘリコプターのオモチャを操作して飲み物に角砂糖を入れるといった簡単なものから、鳥カゴの中の鳥を無事に目的地まで逃がす護衛ミッション、車のオモチャを操作して敵のオモチャ兵をやっつけながら屋根裏を疾走し、宝物を探し出す捜索ミッションなど、とにかく種類が豊富にある。

そして、これらミッションは一つ一つがとてもプレイしがいのある骨太なものとなっており、子供のみならず大人でも楽しめる内容に仕上がっている。

操作する各オモチャの攻撃も、消しゴムや鉛筆といった子供が使う文房具などを飛ばして敵をやっつけるという、子供やオモチャの世界観を保ったものとなっており、非常にコンセプトがしっかりしているのも特徴的だ。

対戦モードがとてつもなく面白い

そんな本作は一人でシナリオをクリアするのも十分楽しいのだが、本作が本領を発揮するのは、最大4人まで遊べる対戦モードだと言っていい。

特に”ネコとネズミ”と呼ばれる、かくれんぼと鬼ごっこを足したような対戦モードは、大人も子供も大盛り上がり必至の内容となっている。この”ネコとネズミ”という対戦モードでは、プレイ開始前に車や飛行機など好きなオモチャを選ぶところから始まる。

そしてゲームが開始され、誰か一人でも他のプレイヤーを見つけて攻撃を当てると、その攻撃を当てたプレイヤーがネズミ役となり、残りのプレイヤーはネコ役となる。

ネズミとなっているプレイヤーの得点は時間経過と共に増える仕組みとなっており、設定された数値にまで得点が達すると、そのプレイヤーの勝ちとなる。

しかし、他のプレイヤーから攻撃されてしまうと、ネズミ役は攻撃したプレイヤーのものとなってしまうので、ネズミになった人は隠れたり逃げ回ったりして、ネズミ役を死守する事になるのだ。

逆にネズミ役を奪われネコ役となった他のプレイヤーたちは、一秒でも早くネズミ役を奪い取らないと不利になるので、血眼になってネズミ役のプレイヤーを探し回ることになる。

簡単に説明すると、鬼になった人が皆から逃げる、鬼ごっこの逆バージョンのようなものなのだが、これがとてつもなく面白い。はっきり言って、30年以上も様々なゲームをプレイしてきたが、これほど白熱する対戦ゲームは他に類を見ない。それ程までに、このゲームの”ネコとネズミ”というモードは面白いのだ。

言葉では説明しきれないものがあるので、ぜひ家族や友達みんなでプレイしてみて欲しい。

是非プレイして欲しい神ゲー

本作は現行のいかなるゲーム機でもリメイクや配信などが行われていないため、本作をプレイするにはドリームキャストが必須となってしまう。しかし、このゲームの面白さを体験するためだけにでもドリームキャスト本体を購入する価値があると、筆者は言い切る事ができる。それぐらい本作は猛烈な面白さを秘めたゲームなのだ。もしも機会があれば是非プレイしてみて欲しい。きっと後悔はさせないはずだ。

レディーコングを救い出せ「キングコング2 怒りのメガトンパンチ」

本日紹介するゲームは、1986年にコナミから発売された、ファミリーコンピューター用ソフト「キングコング2 怒りのメガトンパンチ」だ。

人気映画の続編を題材にした、見下ろし視点のアクションゲーム

本作は映画「キングコング2」を題材にした見下ろし視点のアクションゲームだ。プレイヤーはキングコングを操作し、連れ去られてしまったレディーコングを救い出す事となる。

本作はステージクリア型のアクションゲームではなく、山岳地帯やジャングルなど様々なマップ(ワールド)に別れており、ワープを使ってマップ間を移動する事になる。

各マップは一方向のみにスクロールするわけではなく、上下左右にスクロール出来るようになっている。それぞれのマップのいたるところに扉があり、その扉の中には貴重なパワーアップアイテムや別マップへのワープが置かれている。これらの扉はすべてが最初から見えるかたちで配置されているわけではなく、障害物などを壊して見つかるものもあり、障害物をガンガン壊しながら隠された扉を探すのも、また楽しい。

レディーコングを助け出すにはボスが持っている鍵が必要

レディーコングを救い出すには、各マップに一体ずつ存在するボスを倒し、鍵を集める必要がある。これらボスがいる部屋には、マップに配置されている扉の一つから行く事が出来る。ところが、前述した通り各マップには多くの扉が置かれているので、ボスの部屋に続く扉を探すだけでも一苦労。なかなか一筋縄ではいかない。

また、本作のボスは、どれもなかなか強力で、動きや攻撃のパターンを読まないと攻略は難しい。当然、初期状態のコングでは苦しい戦いを強いられるので、道中に隠されているパワーアップアイテムを手に入れることが攻略の鍵となってくるのは間違いだろう。

爽快感溢れるプレイスタイルと、探索や音楽が魅力

初めのうちは、どのワープがどのマップへと繋がっているかも分からず、同じマップを何度も行き来する事になるだろう。新しい隠し扉を発見し、新しいワープを見つけては胸を躍らせ、新天地を求めてワープを繰り返す。この探索要素が本作の魅力の一つだ。

そして、本作は音楽も良く、フィールドやボス戦もしっかりと気分を盛り上げてくれる曲がそろっているので、楽しくゲームを続ける事が可能。キングコングになって障害物をガンガン壊していくプレイスタイルも爽快感があり、例え原作である映画「キングコング2」を見ていなくても十分楽しめる作品になっている。

そんな本作はバーチャルコンソールで配信されていないため、カートリッジによるプレイとなる。非常に安く売っているショップも多いので、気になった方は一度チェックしてみてはいかがだろうか。

釣りと探検の旅に出かけよう「川のぬし釣り2」

今回紹介するゲームは、1995年にパック・イン・ビデオが発売した、スーパーファミコン用ソフト「川のぬし釣り2」だ。

見下ろし視点の釣りRPG

本作は釣りをテーマにした見下ろし視点タイプのRPGで、プレイヤーは家族4人の中から一人を選び、”ぬし”と呼ばれる魚を釣りあげるべく冒険に出る事となる。

前述した通り、本作の主人公はある家族の4人。プレイヤーは父親の雄三、母親の紀子、長男の太郎、次女の京子の内から一人を選ぶことになる。どのキャラクターを選ぶかで最終目標である”ぬし”と呼ばれる魚の種類も変わるので、誰かでクリアした後も新たな気持ちでプレイする事も可能だ。

マップはステージ別に別れており、渓流、山上湖、清流、湖、下流、河口の全6ステージで構成されている。また、それぞれのステージにはサブクエストなども待っており、それらをクリアする事で次のステージへと行けるようになるという流れになっている。

選べる釣りのスタイルは様々

本作のメインとなる釣りは、延べ竿を使ったウキ釣りからルアーやフライでの釣りまで、様々なスタイルから選ぶ事が可能。どのスタイルも釣具店で専用の釣具を買うだけで何時でも切り替え可能なのだが、中にはエサ釣りでないと釣れない魚や、リールのついた大型のロッドでないと釣り上げる事が出来ない魚などもいるので、出来れば一通り揃えておきたいところだ。

釣りでお金を貯めよう

本作では、後述する戦闘で経験値を得ることも可能だが、経験値を得てもHPである体力が増えるのみで、レベルといった概念がない。そのため、経験値を得ることはそれほど重要ではない。しかし、代わりにお金が非常に重要となってくる。なぜなら、本作のメインとなる釣りの有利不利を左右するのは釣具であって、その釣具を買うためにはお金が必要だからだ。

そのお金は、主に魚を釣って魚屋さんに売るか、各地で開かれている釣りトーナメントで入賞すると入手できる。この川のぬし釣り2の世界では、一にも二にも釣りが重要だという事だ。

魚影を見つける事から始める本格的な釣り体験

その釣りをするためには、プレイヤーはまずフィールドを歩き、魚を探す事から始めることになる。同じステージであっても、場所によって釣れる魚の種類は全く異なるので、様々な種類の魚を求めてフィールドを探検するのも本作の楽しみの一つだ。

しかし、水辺を見つけても常に魚が見えているわけではなく、Bボタンを押すか、もしくはコマンドを開いて「釣り」コマンドを選択する事で釣りモードとなり、それで初めて魚影を確認する事が出来る。

魚影を見つけたら、狙った魚影の近くを通るようにエサや疑似餌などを送り込もう。その魚に適したエサや疑似餌を選べていれば魚が食いついてきて、タイミング良くAボタンを押すと画面が切り替わり、魚とのファイティングが開始される。

本作は気軽に釣りが楽しめるように作られているので、ファイティングに特別なテクニックを必要としない。魚が勢いよく泳いでいるうちは何もせず、魚が止まった瞬間を見計らってAボタンを押すことで魚を引き寄せることが出来る。基本的には、これの繰り返しで魚を釣り上げることが可能だ。しかし、中には強烈な引きをする者もおり、ファイティングが長期戦になることもある。そうした強力な魚との長期戦は、本物さながらの緊張感を味わうことが出来る。

RPGではお馴染みの戦闘もある

上記でも少し触れたが、本作には、釣り以外にも各地に生息する野生動物との戦闘が存在する。戦闘はターン制コマンド選択式によるものだが、攻撃方法が少し変わっている。攻撃を選ぶと敵キャラクターのグラフィック上に白い点が出現し、敵のグラフィック上を点滅しながらランダムに移動し続ける。この白点によって、敵のどの部位を攻撃するかを選ぶという事だ。うまく相手の弱点をつく事ができれば、相手に大ダメージを与える事が出来るという、一風変わった面白い戦闘となっている。

そのほか、敵との戦闘を穏便に済ませたい場合は「餌付け」して戦闘をやり過ごすことも可能で、持っている食べ物を敵に与える事で戦闘を終了させる事が出来るのだ。自分の体力が残り少ない状態で、「逃げる」コマンドという運まかせの選択以上に、より確実に戦闘を回避したい場合に「餌付け」はもってこいのコマンドという事だ。

プレイヤーそれぞれの楽しみ方がある、癒し系釣りRPGの決定版

本作には”ぬしを釣る”というメインクエストが用意されているものの、必ずしもメインクエストクリアを目的としないといけないわけではない。まだ見ぬ魚や大物を狙ってフィールドを探検するも良し、好きなステージに留まって、お気に入りの魚たちと遊び続けるのも良いだろう。あくまで本作は、自由気ままに釣りを楽しめるRPGなのだ。

本作は釣りをした事がなくても楽しめる作品となっており、のどかな音楽や自然環境音を聞きながら、ドットグラフィックで描かれた美しい風景の中を探検しているだけで非常に癒される作品に仕上がっている。ぬし釣りシリーズの中でもトップクラスの出来となっているので、興味が湧いたら是非一度プレイしてみて欲しい。自然や釣りが好きな人なら一層ハマること間違いなしだ。

そんな本作はバーチャルコンソールで配信されていないため、スーパーファミコン用カートリッジで遊べる機器でのプレイが必須。お手頃な値段で手に入れられるので、気になった方はチェックしてみてはいかがだろうか。